ドイツにも住宅展示場があります。各住宅メーカーが比較的広い土地に住宅を纏めて展示をしています。

Fellbachの住宅展示場には太陽熱利用の住宅が多く展示されています。日本に比べ高緯度にあり、日照条件の悪いドイツで自然エネルギー利用に努力している事に敬意を表せざるを得ません。
これから住宅を建てようとするご夫婦が子供連れでやってくるというケースが多いようです。

この住宅は太陽光発電も取り入れています。
各住宅にはメーカーの説明員が配備され、要求に応じて詳しく説明をしてくれます。敷地には子供の遊び場や、レストランもあり、一日掛けて見学をしても価値のあるものです。

この住宅では屋根からの採光を狙っています。しかし夏は暑くて仕方がないでしょうから、屋根の採光ガラスを遮蔽できるようになっています。住宅は外斷熱が施されています。
ここではStuttgartの郊外Fellbachの住宅展示場を紹介します。
場所はHöhenstr.21,70736 FellbachTel.0711/952710です。休日はなく毎日午前11時から18時まで開場しています。

この建物に密着した温室を付設温室と呼びます。太陽熱利用のパッシブ的手法の代表です。ドイツではこれを冬の庭(Wintergarten)と呼びます。確かに冬にはよいのですが、日本のような夏の蒸暑地域では夏期の対策が必要になります。

屋根の採光と付設温室を用いています。ここでは夏の対策として付設温室に外付のブラインドを設けています。日本では突然台風が来る、春先の埃を問題にするなどで、ブラインドをガラスの内側に設けます。外付ブラインドの方がブラインドが吸収した太陽熱を室内に持ち込まないので、合理的です。
posted by 田中の住居学 at 00:00|
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