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2008年07月28日

ベルリン郊外ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場(3)

ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)の住宅展示場だけでなく、ドイツの住宅展示場を回ると日本の展示場にはない面白く感じる展示に出会います。環境問題に配慮した展示も多く見られます。太陽熱利用や太陽光利用が目立ちます。

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どこの住宅も外壁斷熱の仕様を模型で示していますが、外壁の厚さが39cmもあり、その殆どが断熱材で構成されている事が分かります。

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発泡スチレンとガラス繊維を併用しています。また有孔の斷熱レンガも併用しています。

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工事の様子を展示しているメーカ−もありました。

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放熱器と配管の取り付けを見せている展示もありました。工事を簡単にするためか暖房の温水配管はフレキシブルチューブが使用されています。

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トイレの扉を開けたらこれはビックリ、「失礼!」と言って出ようとしたら人形でした。トイレの使用法を知らないドイツ人はいないと思うのですが。
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2008年07月21日

ベルリン郊外ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場(2)

ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)の住宅展示場とフェルバッハの展示場の展示に関する差はありません。

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住宅展示場には夫婦、恋人どうし、親子連れの来訪が多いようです。

ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)の展示場では23社、33軒の展示があるのに対し、フェルバッハ(Fellbach)は46社、64軒の住宅が展示されています。

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いかにもプレハブ住宅と言った感じの家です。日照の条件は悪いにも拘わらず太陽温水器を屋根に設置しています。

ベルリンの方がシュッツトガルトより大きな都市であるのに、奇異な感じがしますが、シュッツトガルトを州都とするバーデン・ビユルテンベルク州は持ち家の率が一番高いの州であるのに対し、ベルリンは賃貸住宅に住む人が一番大きい州であることも理由になっているのかも知れません。

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ドイツでは比較的大きな住宅会社Kampa社の展示です。

現在ベルリンもシュッツトガルトも日本からの直行便はありません。フランクフルトが一番多く、次にミュンヘンに直行便が飛んでいます。

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ドイツで伝統的な住宅の雰囲気を出している住宅です。

フランクフルト近くの住宅展示場はバード・ヴィルベル(Bad Vilbel)にあります。住所はLudwig Erhard Straße, 61118 Bad Vilbel Tel, 06101/87926で、毎日11時から18時まで開場し、37社、65軒の住宅展示があります。

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ドイツで75年の歴史を持つ住宅メーカーStreif社の展示です。

ミュンヘンはMessegelände Radlkoferstr.16, 81373 München Tel. 089/5107441にあり、毎日10時から17時の間開場しています。ここでは33社が35軒の住宅を展示しています。
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2008年07月14日

ベルリン郊外ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場(1)

ドイツで最大の都市ベルリン市内には住宅展示場はありません。郊外の旧東独、ベルリンから南東約30 kmの市、ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)に大きな住宅展示場があります。

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ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場は非常に広い敷地に住宅が展示されています。子供の遊び場も完備しており、家族の散策をかねて楽しめます。

この市は約700年の歴史があり、フリードリッヒ・ヴィルヘルムT世の狩りの城(Jagdschloß)があります。これは現在市の歴史博物館になっています。ベルリン市内を流れるシュプレー河の上流に当たり町の中を流れます。また運河や湖も多く、ベルリン市民の遠足の土地ともなっています。

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敷地内にはベンチも備えられ、ここで日光浴を楽しんでいる人もいます。日本の住宅展示場の雰囲気とはかなり異なります。

ベルリンからはケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)行きのS-Bahn(高架電車)が出ています。ドイツ鉄道の駅もあり、交通の要所でもあります。またドイツで放送が始まった土地としても有名です。放送の山を意味するFunkbergという地名があります。日本の愛宕山でしょうか?

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ここは基本的にプレハブ住宅の展示場ですが、多くは「建築家と共に」という看板を出しています。「建築家と相談し、単なるプレハブ住宅でなく、注文住宅に近い住宅を提供します」という提案です。

ここの住宅展示場の住所はAm Nottefließ, 15711 Königswusterhausen, Tel.03375/294963で、毎日11時から18時の間、開場しています。23社、33軒の展示があります。

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ドイツに多い伝統的住宅のプレハブ版です。結構人気があります。
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2008年07月07日

フェルバッハ(Fellbach)の住宅展示場(5)

安全な国と言われた日本でもピッキングや殺人をしてまで盗みをしようとする凶悪犯が増えています。ドイツでは元々他人が家に侵入しないような配慮は大変な物で、鍵は良く発達していました。ドイツの住宅展示場を見ると防犯設備に対する配慮は参考になります。


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ガラス窓のノブを閉めると自動的に窓枠に10ケ所釘が出てきてガラス窓が開かなくなるものです。ガラス窓も強化ガラスが使用され、割れにくく出来ています。

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住宅の外壁周りは玉石が納められています。こそ泥が近づくと玉石が音を出すので、泥棒が近づかないそうです。

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これは防犯扉です。透明部分は凸レンズのようになっており、部屋の中に電気がついていても外から中はのぞけません。そして室内から外はのぞくことが出来ます。
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