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2008年08月25日

メーデー

2008年5月1日にたまたまノイシュタットという町に宿泊していました。ノイシュタットとはNeustadtと書き“新しい町“を意味します。従ってこれと同名の地名はドイツ各地に存在します。私の宿泊したノイシュタットは他の同名の町と区別するために”ワイン通り近くのノイシュタットNeutadt an der Weinstraße“と呼んでいます。

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ノイシュタットの中心街をはずれるとワイン用ぶどう畠で一杯です。

この付近、一般に平地が殆どのドイツにしては山や岡があります。そして南斜面の山、岡では良質なワイン用のぶどうが取れます。ここに宿泊したのはワイン購入だけが目的でなく、ワイン通りの先にあるブルヴァイラー(Burrweiler)にある鋳鉄製暖炉の博物館を訪問することが目的でした。ブルヴァイラーにはここから路線バスで行くことができます。

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2008年5月1日ノイシュタットの駅前のホテルに泊まっていましたら、急に警官が集まり、ものものしい雰囲気になりました。

しかし5月1日宿泊していた駅前のホテル周辺の雰囲気が急に怪しくなりました。ホテルでは危険だからホテルから出ないでくれとの要請がありました。ホテルの1階は全て防弾ガラスを使用しているので、中にいれば安全であるとの事でした。このときにやはりホテルは少々高くとも安全なホテルに宿泊すべきと思いました。

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5月1日は労働者の祭典、メーデーです。この祭典にネオナチが襲撃するとの噂が広まりました。

メーデー(ドイツ語でマイターク:Mai Tag)は労働者の祭典で、駅前の広場でその祭典が催され、これにネオナチが襲撃をかけるとの情報が入ったとのことで、機動隊も駆けつけ緊張した雰囲気でした。しかし夕方までネオナチの襲撃は無く、無事に夕食のため町に出ることが出来ました。

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機動隊員の中には女性の隊員もおりました。


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2008年08月18日

不吉な数字“17”

日本では4という数字は“死”に繋がるので、不吉な数字といわれます。西欧では13はキリストが処刑された日が13日の金曜日であったことから不吉な数字とされます。さらに17という数字も不吉とされ時々欠番になっています。これはローマ数字で17を書くと“XVII”になります。これを並び替えると”VIXI”というラテン語になり、これは“故”という意味で、死に繋がるからです。

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ベルリンの高級住宅街の降下鉄道駅グリューネヴァルト駅にナチ時代ユダヤ人が集結させられドイツ各地の強制収容所に送られました。

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グリーネヴァルト駅では17番線ホームは永久保存、このようなことがあったことを子孫にも語り継ぎ歴史から抹殺しない努力が行われています。

ナチス政権の時代にベルリンの高級住宅街にあるS- Bahnhof(高架鉄道の駅)グリーネヴァルト駅からユダヤ人がドイツ各地の強制収用所に送られたことをこのブログに書きました。この時も17番ホームから強制収用所行きの列車は出ました。今でもそのホームは使用されず、この恐ろしいことがあったことを歴史から抹殺してはいけないとして保存されています。
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1941年から1945年間ドイツ連邦鉄道の前の組織がユダヤ人を強制収容所に17番線ホームから送った事を書いています。

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これは17番線ホームの見取り図です。

もっとも17がホテルや病院で常に欠番となっているかというとそうでもなく、その日ベルリンの定宿に宿泊したのですが、“良くいらっしゃいました。お待ちしていました”とにっこり笑った女主人から受け取った私の部屋の鍵は17番でした。

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1943年10月29日にベルリンからアウシュビッツに50人のユダヤ人を輸送したと線路に刻印されています。
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2008年08月11日

ベルリン郊外ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場(5)

ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)の住宅展示場だけでなく、ドイツの住宅展示場を回ると日本の展示場にはない面白く感じる展示に出会います。環境問題に配慮した展示も多く見られます。先週並びに先々週のブログでご紹介できなかったものをここでご紹介します。

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暖房は放熱器を使用した温水暖房のみならず、床暖房も使用されています。床暖房は最近は合成樹脂の配管が使用され、施工を簡単にするため、断熱板の凹部に配管を挿入して工事をします。

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壁掛け放熱器です。脱衣室や厨房で使用されます。流す温水温度は低めの温度の温水で、これにタオルを掛けることができます。厨房でナプキンを掛ければ殺菌にも役立ちます。

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雨水の貯留槽です。屋根の雨樋、雨水排水管を接続し、雨水を貯留します。雨水は飲用に供するのでなく、庭の散水などに使用されます。

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寒地では凍上を防ぐため、半地下室が設置される場合が多いのです。半地下室を地下室らしくなく、採光を取り入れるために様々な工夫がされています。
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2008年08月04日

ベルリン郊外ケーニクスヴスターハウゼンの住宅展示場(4)

ケーニクスヴスターハウゼン(Königswusterhausen)の住宅展示場だけでなく、ドイツの住宅展示場を回ると日本の展示場にはない面白く感じる展示に出会います。環境問題に配慮した展示も多く見られます。先週のブログでご紹介できなかったものをここでご紹介します。


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昔からドイツの住宅は屋根裏部屋がありました。普段使用されない家具が収納されていたり、様々な利用がされていました。最近では斷熱技術が発展したことで、屋根裏部屋も居室として利用されるようになりました。展示場ではそのための様々な提案があります。

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展示される住宅では立派な家具を配置し、豪華な雰囲気を高めている場合もあります。

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これも展示住宅の室内です。

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浴室の展示です。欧州の浴室はトイレと一緒の場合が多いのです。やはりメタボ症候群が問題になっているようで、運動用自転車も展示されていました。

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ドイツでは毎日入浴する習慣はありません。多くはシャワーですませます。従ってこのようなシャワーキャビネットの展示が多く見られます。

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シャワーキャビネットの側面から勢いよく温水が噴き出し、体をマッサージするような仕掛けもあります。

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これはある時はバスタブとして使用し、ある時はシャワーキャビネットとして使用するスペース節約を考えた器具です。
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