この集合住宅は1925〜1926年に建設されました。ヴァイガンドウーファー(Weigandufer)とう道に面してまたこの道路と直交するヴィルデンブルッフ通り(Wildenbruchstrasse)に90度曲げて建設されました。平面的に見ると大工が使用する曲尺の形をしています。ウーファー(Ufer)とはドイツ語で運河を意味します。この住宅はノイ・ケルン地区を流れる運河に沿って建設されています。ベルリンにはシュプレー河(Spree)という河が流れ込み市内ではそれが細かく分かれて流れています。一部では川幅が1 kmを超える場所もあります。このような運河を使って船舶による運搬が行われ、ベルリンが早くから工業都市として発展することが出来たのです。平地を流れる河であるので、日本の河川と異なり、流れも緩やかです。

この集合住宅の外観です。住戸数は100戸です。

この建物は5階建てで当時の標準であったようです。にヴァイガンドウーファー(Weigandufer)という道とヴィルデンブルッフ通り(Wildenbruchstrasse)の交差点から写した写真です。

この写真はヴァイガンドウーファー(Weigandufer)側からの外観です。築後90年になりますから人々によって十分に住まわれたという感じをかもし出しています。

この住宅のヴァイガンドウーファ(Weigandufer)という道に面する外壁の玄関を示します。