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2009年04月06日

ブルーノ・タウト設計によるブリッツ(Britz) の馬蹄形団地

ベルリンのブリッツにある集合住宅で2008年7月にユネスコの世界文化遺産に指定された。
1925年から1930年にかけて設計と工事が行われ、主にブルーノ・タウトが担当をした。住宅団地の面積は37.1 ha、緩衝帯面積73.1 ha、総面積110.2 haの大住宅団地である。1,963戸の住宅があり、その内1,556戸は集合住宅で、407戸がタウンハウスタイプである。馬蹄形の住宅が有名であるが、その馬蹄形から放射状に長方形の集合住宅も並ぶ。多くは燕尾色などに彩色されている。


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2008年7月にユネスコの世界文化遺産に指定されたブリッツの馬蹄形住宅です。建物が大きいので、地上からでは馬蹄形になっている事が分かりません。

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ブリッツの馬蹄形住宅で中庭が見渡せる場所から撮影しました。

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ブリッツの馬蹄形住宅の階段室のある部分です。タウトは彩色を施す事でアクセントを付けました。

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タウトは馬蹄形住宅から放射状に出る長方形の集合住宅も設計しました。ここでは臙脂色に彩色が施されています。

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馬蹄形住宅を中庭から眺めたところです。

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2008年7月にユネスコの世界文化遺産にしていされたブリッツの馬蹄形住宅の中庭にはタウトの顕彰碑があります。

posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 建築家ブルーノ・タウト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
グーテンタークの会で今日うかがった集合住宅の外見にカラフルな色が使用されていたので、多分寒い冬のドイツには住む人々にこころのよりどころと明るさをもたらすのではないかと思いました。素晴らしい色使いです。
Posted by 山口知子 at 2009年05月14日 23:44
早速ご意見を頂き有難うございました。小平であのような立派な集まりがあるのに感心をいたしました。
Posted by 田中辰明 at 2009年05月16日 11:39
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