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2009年04月20日

ブルーノ・タウト設計のオンケルトムズヒュッテの集合住宅

2008年7月にベルリンに1920年代に建設された集合住宅がユネスコの世界文化遺産に指定された。その内4件はブルーノ・タウトが中心となって設計を行ったものである。この4つの住宅団地がタウトの代表作かと言うと必ずしもそうではない。高く評価されているタウト設計の住宅団地にはベルリンのツェーレンドルフ(Zehlendorf)地区のオンケルトムズヒュッテ(Waldsiedlung Onkel Toms Hütte)住宅団地がある。これは森の団地と呼ばれている。森の中に建つ集合住宅群であるが1926年から1931年の間に建設されている。タウトが青春時代を過ごし、妻を得たベルリン郊外の地コーリン(Chorin)の森林をここで再現させたと言われる。ここにはタウトの顕彰碑も建っている。ブリッツの馬蹄形集合住宅とほぼ平行して計画が進められ、タウトの最も円熟した時代の作品と言われている。


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アルゼンチン通りの集合住宅

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森の団地オンケルトムズヒュッテの集合住宅は芝生と白樺
と松が共にある。

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オンケルトムズヒュッテの団地は地下鉄の線路の北と南に広がっています。北側はオウム地区と呼ばれる非常に派手な彩色を施した団地があります。その一部を紹介します。

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これもオウム地区の集合住宅です。

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オンケルトムズヒュッテの集合住宅です。

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オンケルトムズヒュッテにあるブルーノ・タウトの顕彰碑です。
posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 建築家ブルーノ・タウト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして(先ほど投稿しましたがメールアドレスを書いていなかったので反映されていないかと思います)。
「タウト」を検索してお伺いたしました。
私は「タウト」のことは何も知りませんでしたが、
先日あるところで彼の名を耳にし
「どんな建物を造った人だろう?」
と、ネット検索してみたのです。
こちらに伺い
「あ、この建物!!!!」
とびっくりいたしました。
私が住んでいた所の近所の建物だったからです。
有名な建築家の作品だったのですね。
何も知らない私でも、これらの建物はとても印象に残っています。
色遣いが特に印象的でした。

こちらのブログでは最寄駅の駅舎など、懐かしい場所の写真を見つけました。
またお邪魔させてください。
よろしくお願いいたします。
Posted by Cecilia at 2009年06月06日 12:27
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