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2009年04月28日

クリストフォロスの訂正

以前このブログで少年の姿をしたキリストを担いでライン河を渡った大男の話を書きました。増水するライン河を少年に無理にせがまれ大男は少年を肩に乗せ渡るのですが、最初は軽かった少年が徐々に重たくなり、河の中で身動きが取れなくなる、それでも頑張って向こう岸へ渡し、大男はそこで息絶える。少年は大男に祝福を与え、十字架を背負って去っていくと言う話でした。


090427_1.jpg
これは南ドイツのホルツキルヘンのホテルにあるクリストフォロスの壁画です。大男が少年を肩に河を渡っています。


それ以来大男はキリストを渡した人と言う事で、クリストフォロスとして聖人に叙せられたということです。このキリスト教とゲルマン神話の混じった話はライン河に沿ってあちこちに絵が残っています。ケルンの大聖堂にもあります。しかし小生が以前これがクリストフォロスの絵であるとご紹介した絵は間違えていました。既に数名の方からご指摘を頂いておりましたので、改めて最近撮影したクリストフォロスの壁画をご紹介します。


090427_2.jpg
これはミュンヘンの郊外にある美しい湖キムゼーの畔で見つけたクリストフォロスの壁画です。神話ですから少年(キリスト)もクリストフォロスも様々なものがあります。クリストフォロスの絵は単にライン河畔だけでなく、ドイツのカトリック勢力が強い土地でよく見ることができます。


090427_3.jpg
これもキムゼーの畔で見つけたクリストフォロスの壁画です。

posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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