ブルーノ・タウト設計のオリヴァー通り集合住宅“Wohnanlage Olivaerstrase“は、すでにご紹介したシェ−ンラカ−通りの集合住宅“Wohnanalage Schonlankerstrase”に近接して建てられています。ルディ・アルント通り(Rudi-Arndtstrase)とコンラッドブレンケレ通り(Conrad-Blenklestrase)に面して建っており120戸の住戸があります。建築主はGEHAGです。1950年に再建されたもので1990年に道路側のファッサードが修復されました。ルデイ・アルント通り(Rudi-Arndtstrase)に沿った長い敷地しかなく集合住宅の配置計画として苦慮したそうです。この集合住宅が1室半の住居の典型的な例です。1住居の幅が6.6m、奥行きが12mと広くは無い住居です。
ベルリンに良く見られる集合住宅のタイプで住戸の後ろに庭を配しています。19世紀の集合住宅として極めて近代的なものです。

ルディ・アルント通り(Rudi-Arndtstrase)とコンラッドブレンケレ通り(Conrad-Blenklestrase)の角の外壁です。丁度1階のアジアの食品を販売する商店が入居していました。

ルディ・アルント通り(Rudi-Arndtstrase)側の集合住宅を中庭側から撮影したものです。

1926〜1927年にかけ建設された当時としては上級の労働者住宅であったと考えられます。
posted by 田中の住居学 at 00:00|
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建築家ブルーノ・タウト
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