早速古い友人から電話があり、「君も古いものが好きなようだな、自分のうちの祖母さんの面倒を見てくれないか?」との要請でした。もちろん冗談でしょうが。ご本人長く勤めた会社を定年になり、これから第二の人生を楽しもうとしていた矢先老母に倒れられてしまったそうです。高齢化社会に入りこのような問題は増えるでしょう。さてダーレビッツのタウト旧宅修復工事にドイツ側が予算をつけてくれました。この10月にベルリンで様子を見て来ましたので、またこのブログでご紹介したいと思います。

旧宅の窓枠も彩色されています。

旧宅の外壁ガラスブロックはタウト初期の作品「ガラスの家」を髣髴させます。

旧宅の2階居室です。現在の所有者はここをアトリエとしています。

旧宅の階段です。タウト設計の階段はいつも特徴があります。旧日向別邸(熱海市)の階段も直階段でなく、最後のところで曲がりを設けています。

旧宅1階居間の収納棚もタウトの設計です。引き出しに彩色されています。