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2009年11月23日

ブルーノ・タウトが1924年に設計したトレッビン(Trebbin)の住宅団地

ベルリン郊外のテルトー・フレミング(Teltow Flämming)地区のトレッビン(Trebbin)にこの住宅団地はあります。ある。建築協同組合“トレッビン”が計画したものでトレッビンは発注者であり、所有者でもあります。郊外の広々とした敷地に16棟の住宅が建っています。その内4住宅は2家族住宅です。これはGEHAGの主任技師としてブルーノ・タウトが初めて行なった物件であります。建築協同組合“トレッビン”とGEHAGの共同の仕事とも言え、1924年に建設が開始され1926年に終了しています。これはタウトが主張していた田園で労働と生活を共同で行なうという理想郷を作ろうとしたものでありました。各戸に畜舎と菜園となる庭園を設け自給自足が可能になるように考えられました。皆切妻屋根でまずヘップナー通り(Höpfnerstraße)に添って入り口の4棟が建設されました。それ以外の4棟はタウトと異なる設計者が設計していますが、この設計はタウトの思想に添って行なわれました。ベルリンの中央からは距離はあるものの、車を使用すれば比較的楽に通勤もできるものであります。

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ジードルングの一番右の2家族住宅です。ヘップナー通り(Hopfnerstrase)1番地の番号がついている、半地下室を持つ地上2階建てで、1階へは段を上って入るようになっています。ベルリンの郊外で、恐らく降雪が深い場合には住宅に入るのにこの程度の段が必要であったのでしょう。


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えんじ色に着色された2家族住宅です。やはり深い降雪に対する対策がなされています。

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団地の拡がりと背後の森林を示しています。タウトはこのような環境で居住者の共同生活を実現させようと考えたようです。

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敷地内にあった看板で、この“フライエショレ”協同組合団地が1990年に75周年を迎えた事を記念するものです。現在の住人もタウトの思想を尊重し、このような看板を設置したものと考えられます。


posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(0) | 建築家ブルーノ・タウト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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