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2007年10月01日

アレルギー性疾患

大学で、住居のカビや揮発性有機化合物(VOCs)の研究をしているとアレルギー性疾患に悩む患者さんの相談を受けることがしばしばあります。アレルギーとは抗原として働く物質の注射や摂取により、抗体が生じ、抗原抗体反応を起こす、抗原となった物質に対する生体の反応が起きることを言います。注射のみならず、カビの胞子やダニの糞、死骸、各種の化学物質も原因となります。アレルギーの原因となる抗原物質をアレルゲンと呼んでいます。

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「ヘアスプレーを使用してはいけない、治療中は静粛に、新聞雑誌を持ち込んではいけない」など治療に際しての注意が書かれている。

住居に生えるカビ、新建材に使用される化学物質などもアレルゲンとなります。また最近この被害に遭う人が増えています。喘息、アレルギー性皮膚炎、鼻炎、など国民病とも言われています。花粉症もその一つでしょう。

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坑道内の空気が何故清浄になるかの理由が記されている。

先日南ドイツの巨大な森Schwarzwaldを訪問し、Neubulachという村の昔銀を採掘していたという鉱山を見学してきました。(暇ですね!)現在はぜんそくを中心にアレルギー性疾患の治療所として使用されているとのことです。理由は空気がきれいなのと、相対湿度が高いからだそうですが、結構人気があるそうです。

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坑内の治療所。ここで患者は毛布にくるまり静かに時を過ごす。空気はきわめて清浄である。相対湿度は高い。

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「静粛に」と治療地域には書かれている。

このような治療所はスイスにもあるそうですが、唯それだけの環境なら人工的に再現できるように思えるのですが?この場所が巨大な森の中にあり、森林浴をしつつ保養するというのが、都市生活を離れ、治療に貢献するのかもしれませんね。アレルギー性疾患は日本人特有の病かと思っていましたのに、ドイツにも同様の被害者が多いのに驚きました。アレルギー性疾患の起きにくい住宅の開発に努力しております。

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坑道内には様々な金属が見られる。


posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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