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2008年01月07日

クリストフォロス

ドイツの大動脈ライン河に沿っては多くの伝説があります。クリストフォロスは3世紀の人といわれ、ギリシャ語で「キリストを運んだ者」の意味があります。力の強かった少年が一番強い人に仕えようとし、殿様を代えては一生懸命に努力します。最後は一番強い人は十字架を背負ってやってくると聞き、年老いてからもその人を探すべくラインの上流で河渡しになります。それをしていれば一番強い人が十字架を背負ってやって来るであろうという思惑もあったのでしょう。しかしいくら待ってもその人は現れません。ある風の強い水かさも増した夜に小屋で休んでいますと子供が現れ、どうしても今河を渡してくれと頼みます。最初は明日になって水かさが引いたら渡してやると断るのですが、子供はどうしても今渡りたいと請願します。しかたがなく子供を背負いラインを渡るのですが、最初は軽かった子供が河の中央付近に来ると重くなり河渡しは今までなかった汗、いや冷や汗をかきます。それでも子供はますます重くなり、やっと対岸にたどり着くのですが、そこで河渡しは倒れ込みます。子供は十字架で老人に祝福し去っていく、老人は「やっと十字架の人にお会いできた」と感謝し、そこで息絶えたという話です。

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キリストを背負いライン河を渡り、聖人となったクリストフォロスの壁画

キリストから全世界の重みを知らされたということで、クリストフォロスと呼ばれ、14救難聖人の一人とされています。旅の安全の守護神にもなっており、ライン河に沿ってクリストフォロスがキリストを背負っている絵が建物にかかれていることが多いのです。ケルンの大聖堂の中にもあります。愚直と忍耐が好きなゲルマン人に好まれる民話のようですね。マルチン・ルッターが宗教改革をします。ルッターのローマ教会に対する批判はローマ教会が聖クリストフォロスの護摩を売りまいていたとことに対するものであるという話もあります。






posted by 田中の住居学 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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